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速報・市況2024年10月1日

☆[概況/前引け] 反発。防衛関連が買われ、中国関連の一角は安い

前引けの日経平均は556円高の3万8,476円、TOPIXは32ポイント高の2,678ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,113、下落銘柄数は477。出来高は9億8,453万株、売買代金は2兆1,006億円。
日経平均は反発。円相場が円安に振れたことや財務大臣にアベノミクスを推進した加藤勝信元官房長官を起用したことが好感され、前日の1,910円安に対して、一時702円高となった。
石破新総裁が抑止力確保のため北大西洋条約機構(NATO)のアジア版を創設し、この枠内で「核の共有や持ち込み」を検討すべきだと主張しているため、三菱重工や川崎重工、IHIといった防衛関連が売買代金上位で買われた。
三井物産や伊藤忠など商社株が上昇した。
しまむら(8227)は第2四半期(6~8月)の営業利益がアナリスト予想を上回ったことが好感された。
反面、アジア版NATOの創設は、東アジアの緊張を高めるという警戒感もあり、中国による日本の水産物輸入解禁が遠のくという不安で、ヨシムラフードが売られ、藤田観光も値下がりとなった。

業種別上昇率上位は機械、卸売、証券、電機、保険で、下落率上位は空運、陸運、紙パルプ、繊維、鉄鋼。(W)

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