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速報・市況2024年10月2日

☆[概況/大引け] 中東情勢緊迫で反落。チタン2社は防衛関連として物色された

大引けの日経平均は843円安の3万7,808円、TOPIXは38ポイント安の2,651ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は248、下落銘柄数は1,372。出来高は20億5,194万株、売買代金は4兆3,895億円。
イランがイスラエルに弾道ミサイルを180発超発射し、前回4月の攻撃の2倍の規模だった。
戦火拡大や長期化懸念で米国株が反落し、日経平均も連れ安となった。
米国ハイテク株安を受け、半導体関連と電子部品が下落した。
三菱重工など防衛関連も利益確保の売りに押された。
一方、原油高で石油関連が買われ、米国東部の港湾ストが47年ぶりに実施されたため、海運株が高い。大阪チタニウムと東邦チタニウム(5727)は、チタンが民間航空機のエンジンや機体だけでなく、軍用機や戦車、潜水艦にも使用されているため防衛関連として物色された。
チタンは鉄より4割軽いが、強度は2倍があり、熱に強く、海水にも強く錆びにくい。
戦車やタンクなどは弾丸の貫通抵抗性があるため利用されている。
潜水艦では、海水で錆びない、重量比の強度が高いため、より深く潜水が可能、潜水艦探知の超音波なに反応しにくいなどが採用理由となっている。

業種別下落率上位は空運、電機、銀行、保険、小売で、上昇は鉱業、石油、鉄鋼、不動産、水産農林。(W)

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