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速報・市況2024年10月3日

☆[概況/前引け] 石破首相の利上げ牽制発言で株価は反発し円安進展

前引けの日経平均は846円高の3万8,655円、TOPIXは38ポイント高の2,690ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,454、下落銘柄数は153。出来高は10億3,375万株、売買代金は2兆3,257億円。
石破首相が2日に「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と発言した。
1日に述べた「金融緩和の基本的な基調は維持されるべく、期待をしながら見守っている」と比較して、踏み込んだ発言と受け止められ、円安に向かったため、日経平均は朝方、1,047円高の3万8,856円となった。
日経平均はその後上げ幅を縮めたが、円相場は一時1ドル=147円台となった。
エヌビディアの最高経営責任者(CEO)が、次世代人工知能(AI)半導体「ブラックウェル」について「フル生産中」「ブラックウェルの需要は常軌を逸している」と語ったため、アドバンテストなど半導体関連が買われた。
霞ヶ関キャピタルは好決算で急騰し、西武HDは通期純利益予想を大幅上方修正したことで買われた。
海運株が買われた。米国東部の港湾ストに加えて、バフェット銘柄に該当するのではないかという思惑も意識された。
材料は不明だがエムスリー(2413)が上昇。

業種別上昇率上位は保険、海運、医薬品、不動産、輸送用機器で、下落は銀行と空運。(W)

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