10月4日の米国株式市場は反発。
9月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比25万4千人増と市場予想の14万人増を上回ったため、FRBによる利下げペースが鈍化するという見方から、NYダウは一時小幅安となったが、米国経済のソフトランディング(軟着陸)期待で買いが入った。
東海岸の港湾ストの終了も景気に対して好材料。
その他、バイデン大統領が、イスラエルがイランからのミサイル攻撃に対する対抗措置について、「イスラエルは協議中で、すぐには決定しないだろう」と述べたことや、イランの石油施設攻撃の可能性についての質問に対しては「私なら別のやり方を考える」と述べ、支持しない考えを示し、イスラエルに自制を求めた。
これらを受け、NYダウは上げ幅を拡大し、最高値を更新した。
JPモルガン・チェースやセースルフォースが買われた。
電力会社のビストラは、AIによる電力需要の拡大で上昇トレンドが続いた。
ボーイングは、ストライキ中の労働組合と10月7日に交渉を再開することを発表したため、生産業務の再開期待で反発した。
ナスダックではテスラやアマゾンが反発し、AMDとエヌビディアが続伸。
NYダウ工業平均は前日比341ドル(0.81%)高の42,352ドル。ナスダック総合指数は前日比219ポイント(1.22%)高の18,137。S&P500指数は前日比51ポイント(0.90%)高の5,751。
NYダウ採用銘柄はJPモルガン・チェース、アメリカン・エキスプレスが買われ、ボーイングが反発。ホームデポやベライゾン、P&Gなどは売られた。上昇は21銘柄、下落は9銘柄。