10月15日の米国株式市場は反落。
オランダの半導体製造装置メーカーのASMLは、第3四半期決算で受注額が26億ユーロとアナリスト予想の40億ユーロ~60億ユーロを大きく下回り、2025年度業績予想を下方修正したため大幅安となった。
そのため、米国の半導体関連も売られた。
バイデン米政権は、エヌビディアやAMD、他の米半導体メーカーが製造する人工知能(AI)向け先端半導体について、各国ごとの販売規制を検討していると報じられたこともマイナス要因。
一方、ボーイングは株式と債券の発行により最大250億ドルを調達する計画を米証券取引委員会(SEC)に提出した。100億ドルの信用枠を設定する融資契約も締結したことで財務の改善への期待から反発した。
NYダウ工業平均は前日比324ドル(0.75%)安の42,740ドル。ナスダック総合指数は前日比187ポイント(1.01%)安の18,315。S&P500指数は前日比44ポイント(0.76%)安の5,815。
NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルス、インテル、シェブロンなどが売られ、ボーイング、ウォルマート、メルクなどは買われた。上昇は15銘柄、下落は14銘柄。