TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 5日ぶり大幅反落となったが、3万9000円台割れは回避
速報・市況2024年10月16日

☆[概況/大引け] 5日ぶり大幅反落となったが、3万9000円台割れは回避

大引けの日経平均は730円安の3万9,180円、TOPIXは32ポイント安の2,690ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は354、下落銘柄数は1,247。出来高は16億1,511万株、売買代金は3兆9,155億円。

オランダの半導体製造装置メーカーASMLの第3四半期の受注がアナリスト予想を大きく下回り、米国で半導体関連株が売られフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が5%超の急落。東京市場でも指数寄与度の高い半導体セクターに売りが集中し、東京エレクトロンやレーザーテック、アドバンテストが売られ、日経平均は5日ぶりに大幅反落となった。日経平均は一時847円安の3万9,062円となったが、3万9000円は割り込まずに推移。日経平均が1.8%の下落に対し、TOPIXは1.2%の下落と底堅さを見せた。

半導体セクターが急落となったが、アドバンテストは後場から上昇に転じる時間帯もあり、一時高値更新となる8142円まで買われた。

防衛関連の三菱重工が5日続伸。IHIは上場来高値を更新。

大林組(1802)と大成建説(1801)はみずほ証券が投資判断を「中立」→「買い」に引き上げたことを好感し上昇。大林組は積極的な資本政策に注目が集まり、大成建設は積極的な株主還元が評価された。

古野電気(6814)が主力の船舶用が好調で上方修正を発表しストップ高と急騰。通期の業績で売上高、営業利益を上方修正し過去最高を見込んでいることを好感。増配も材料視された。

 

業種別下落率上位は精密、電気、化学、機械、ガラス土石で、上昇率上位は保険、建設、電力ガス、不動産の4業種のみ。

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