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速報・市況2024年10月17日

☆[概況/大引け] 半導体関連株の業績懸念で安値引け

大引けの日経平均は269円安の3万8,911円、TOPIXは2ポイント安の2,687ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は559、下落銘柄数は1,026。出来高は16億3,220万株、売買代金は3兆7,538億円。

米国市場は反発してNYダウは最高値を更新したが、東京市場は半導体関連株の決算が警戒され、朝方の買い一巡後は下落に転じた。本日は台湾TSMCやディスコ(6148)の決算を控えており、様子見姿勢が強まった。TOPIXは一時プラス圏に浮上する場面も見られたが買いは続かず。反転の兆しなく本日の安値引けで大引けを迎えた。

原発50年超の稼働を材料に電力各社が一斉高。九州電力の8%高を筆頭に軒並み5%高前後まで買われた。周辺の原発関連銘柄も物色されており、助川電気工業(7711)が13%高、岡野バルブ製造(6492)が9%超と急騰。

半導体関連株が手掛けにくいなか、地方創生関連として内需系銘柄に関心が向かった。銀行株が堅調となり、メガバンクをはじめ地銀株も買われた。防衛関連の三菱重工が6日続伸。IHIも連日で上場来高値を更新。

対して、半導体関連は売りが続きKOKUSAI ELECTRICが3%弱の大幅安。

直近人気化していたフジクラも反落となった。

業種別下落率上位は精密、非鉄金属、化学、小売、金属製品で、上昇率上位は電力ガス、海運、銀行、空運、証券。

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