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速報・市況2024年10月21日

☆[概況/大引け] 後場は様子見

大引けの日経平均は27円安の3万8,954円、TOPIXが9ポイント安の2,679ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は698、下落銘柄数は888。出来高は15億134万株、売買代金は3兆4,127億円。
朝日新聞が、現時点では、自民党、公明党の与党は過半数(233議席)を維持できるか微妙な情勢と報じた。
これを受けて、日経平均は朝方206円安の3万8,775円となった。
大和証券では、自民党がまだ比較第一党なら、公明党との連立政権に、国民民主党や日本維新の会が加わる形もあり得ると指摘。
そして、与党過半数割れなら石破総理が引責辞任し、後任は高市氏の思惑も出る公算もある。いずれにせよ財政政策は、拡大圧力が一段と強まってきそうだと述べた。
石破首相が退任した後は高市氏という見方が一部で意識されたこともあり、本日の日経平均は前場に一時137円高の3万9,119円となった場面もあったが、後場は様子見姿勢となった。

ディスコとアドバンテストが堅調で、海運株も高い。
楽天グループ(4755)は楽天モバイルの契約数が800万回線突破が好感された。
反面、防衛関連は利食い売りに押された。
JTはカナダの訴訟で和解案が提示されたが、たばこ3社による和解金の分担が不明なため売られた。
NECはシティグループが「中立」→「売り」に下げた。富士通や日立に比べて割高と指摘した。

業種別上昇率上位は海運、ゴム、精密、サービス、ガラス土石で、下落率上位は電力ガス、水産農林、銀行、食品、保険。(W)

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