TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】10月21日(月)
コラム2024年10月21日

【本日のマーケット】10月21日(月)

10月21(月)のマーケット                                                                   

10月18日の米国株式市場でNYダウは3日続伸。NYダウは利食い売りで始まったが、中盤に小幅高に持ち直した。NYダウは前日比36ドル(0.09%)高の43,275ドル。ナスダックも3日続伸。ネットフリックスの7~9月期決算は、アジアなどで会員数が増えたことで最終利益が前年同期比40%増となり、株価は大幅高。NASDAQ総合指数は前日比115ポイント(0.63%)高の18,489。S&P500指数は前日比23ポイント(0.40%)高の5,864。

自民・公明の与党が衆議院選挙で過半数を維持できるか微妙と報じられ、朝方206円安。与党過半数割れなら石破首相が引責辞任して後任は高市氏の思惑も浮上で買われた場面もあったが後場は様子見。ディスコとアドバンテストが堅調。海運も高い。楽天Gは楽天モバイルの契約数が800万回線突破を好感。半面、防衛関連は利食い売りに押された。JTはカナダの訴訟で和解案が提示されたが、たばこ3社による和解金の分担が不明なため売られた。

スタンダード市場では、地方創生関連のセーラー広告が4日続伸、原発関連の助川電工が3日続伸。ジオコードはWordPressセキュリティプランの提供を引き続き材料視。AI関連のHEROZが大幅高。一方、サーティワンは業績予想を上方修正したが、好材料の出尽くし感で売られた。

グロース市場では、ベースフードが大幅続伸。ABEJAが反発。KaizenPlatformが買われた。ファーストアカウンティングが大幅高。医療法人の経営支援のグロームが高い。ハートシードは続落。コールセンター運営のラストワンマイルは今期最終減益予想で売られた。

チャート上では、十字足となる陰線。実体線が極端に短くわずか6円ほどの陰線となった。これで9日連続の陰線が示現。下向きの5日移動平均線(3万9187円)を割り込んでの推移となっており、上値の重さがうかがえる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

米大統領選 ハリス氏劣勢の背景とは!?
 日本証券新聞10月22日(火)紙面1面TOP記事掲載

大和総研 矢作大祐主任研究員語る

“今年最大のイベント”となる11月5日の米国大統領選挙まであと10営業日に迫ってきた。大和総研経済調査部の矢作大祐(やさく・だいすけ)主任研究員(写真)はこのほどメディア向けオンラインセミナーを開催。選挙の注目ポイントや米国経済の行方などについて語った。矢作氏と言えば、国際金融規制やIMF(国際通貨基金)担当としての財務省出向経験も持つ新進気鋭のエコノミストで、昨年12月まで4年間のニューヨーク赴任を経た米国通として知られる。「現地の生々しい話」も満載の講演内容からとりわけ興味深い部分を以下のようにまとめた。

「7月21日のバイデン大統領選挙戦撤退後、ハリス副大統領の支持率は上昇を続け、8月5日以降は継続的にトランプ前大統領を上回る。9月10日の大統領候補者討論会を契機に支持率はさらなる上昇となった。これを受け、日本だけではなく米国でもハリス氏寄りの報道は少なくない」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

10月21日(月)☆[概況/大引け]

後場は様子見

大引けの日経平均は27円安の3万8,954円、TOPIXが9ポイント安の2,679ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は698、下落銘柄数は888。出来高は15億134万株、売買代金は3兆4,127億円。
朝日新聞が、現時点では、自民党、公明党の与党は過半数(233議席)を維持できるか微妙な情勢と報じた。
これを受けて、日経平均は朝方206円安の3万8,775円となった。
大和証券では、自民党がまだ比較第一党なら、公明党との連立政権に、国民民主党や日本維新の会が加わる形もあり得ると指摘。

詳しくはコチラ

関連記事