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速報・市況2024年10月23日

☆[概況/前引け] 連立政権の拡張観測で円安に

前引けの日経平均は111円安の3万8,300円、TOPIXは0.1ポイント高の2,651ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は655、下落銘柄数は917。出来高は8億9,601万株、売買代金は1兆8,187億円。
衆議院選挙で与党過半数割れの可能性が意識されており、日経平均は3日続落となった。
三菱重工や川崎重工などの防衛関連は3日続落。
ディスコが続落となり、リクルートが安い。
石破首相が掲げた最低賃金1,500円への引き上げに対して、経団連や日本商工会議所が慎重な姿勢を示したため、賃上げによる恩恵期待が寄せられていたアパレルのパルグループは続落となった。
与党が過半数割れとなった場合、国民民主党や日本維新の会を引き入れることを狙うという見方から、これらの政党の政策が今よりリフレ色が強いものとなるため、円が売られ、1ドル=151円台となった。
円安を受けて、自動車株が上昇。
大塚HD(4578)は、子会社の大塚製薬がIgA腎症を対象とした「シベプレンリマブ」のフェーズ3試験における中間解析結果において、主要評価項目を達成したと発表したことで買われた。
アサヒグループは来年4月からのビールや缶チューハイの値上げを発表したため採算改善が期待された。

業種別下落率上位はサービス、海運、銀行、証券、小売で、上昇率上位は輸送用機器、不動産、ゴム、食品、倉庫運輸。(W)

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