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コラム2024年10月28日

【本日のマーケット】10月28日(月)

10月28(月)のマーケット                                                                   

10月25日のNYダウは5日続落。9月の耐久財受注額や10月のミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回ったため、金利が上昇。食品医薬品局(FDA)がマクドナルドによるO157の感染者数の増加を発表したため、マクドナルドが売られた。病院運営会社のHCAは、四半期利益がアナリスト予想を下回ったことで下落した。デッカーズ・アウトドアは好決算で買われた。NYダウは前日比259ドル(0.61%)安の42,114ドル。ナスダックは続伸。テスラの続伸が寄与した。NASDAQ総合指数は前日比103ポイント(0.56%)高の18,518。S&P500指数は前日比1ポイント(0.03%)安の5,808。

衆院選で与党大敗となったが日経平均は寄り付きを安値に切り返した。国民民主と維新の会は与党連立入りを断る構えだが、首班指名選挙では自党の代表に投票するため、立憲民主党への政権交代もなさそうとみられている。石破政権は少数与党で短命の可能性だが、来年7月の参院選を控え、財政拡張路線の可能性が期待された。半導体関連が買われ、円安で自動車株も高い。中外製薬は業績上方修正で大幅高。一方、石破首相の求心力低下で防衛関連は下落。

スタンダード市場では、住信SBIネット銀が反発。ポスト石破として高市氏が意識されていること受けて、高市氏は原発活用に前向きな姿勢を示していることから助川電工が買われた。No.1は株主優待制度の導入を発表しストップ高。RSCは直近の大幅高継続の反動でストップ安。

グロース市場では、タイミーが大幅高。ベースフードは4日続伸。プロディライトは反発しストップ高。石破首相が午後の会見で、地方創生を進めるとあらためて語ったことを受けて、雨風太陽が急騰した。プロパティデータバンクが反発。Vチューバー事務所のカバーは公取委から勧告を受け下落。

チャート上では、寄付きが安値となる大陽線。200日移動平均線を飛び越え、上値抵抗帯となっていた5日移動平均線を上抜いた。一時は25日移動平均線(3万8700円)も上抜くなど、一気に地合い好転の様相。明日以降の値動きが注目される。

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衆院選「与党完敗」でも691円高
 日本証券新聞10月29日(火)紙面1面TOP記事掲載

国民民主党の閣外協力に期待、との声も…

衆院選与党過半数割れを受けた28日の東京市場ながら、寄り付きの日経平均155.37円安を安値に、朝方744.82円高、後場には826.25円高まで買われるやや意外な反応を示した。

前回3年前の衆院選では、一部で「自民単独過半数を巡る攻防」などと報じられながら、フタを開けてみれば絶対安定多数確保となったものだが、今回は各事前予想でも上限に近い与党大敗。終盤に入っての、年金ならぬ裏金「2,000万円問題」浮上が効いたようだ。また表①の通り、過去55年間の衆院選(18回)では、3年以上の間隔を経て実施された場合の与党過半数割れ確率が高くなっている。あと4日で3年経過となる今回もジンクスを打ち破ることはできなかった。

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今日の市況概況
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10月28日(月)☆[概況/大引け]

与党大敗だったが、立憲首班への政権交代はなさそうという見方で切り返した

大引けの日経平均は691円高の3万8,605円、TOPIXは39ポイント高の2,657ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,504、下落銘柄数は124。出来高は17億8,266万株、売買代金は3兆8,858億円。
衆院選で与党大敗となったが日経平均は寄り付きを安値に切り返した。
首相指名選挙を行う特別国会は11月7日に召集される見通しで、それまでの短期間で自民党内に「石破降ろし」の声が大きくなる可能性は低いと読売新聞は報じた。
国民民主と維新の会は与党連立政権入りを断る構えだが、首班指名選挙では自党の代表に投票するため、立憲民主党への政権交代もなさそうとみられている。

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