9時14分時点の日経平均は82円安の3万8,522円、TOPIXは5ポイント高の2,663ポイント。
日経平均は小反落。前日は自公が国民民主や維新の会を取り込むために、財政拡張政策を取るという期待で反発したが、国民民主党は自公への逆風の強さを考慮して、閣僚は出さないものの政策協定を結ぶ「閣外協力」にも応じない構えと報じられたことが影響した。
レーザーテックとディスコ、東京エレクトロンが反落。
中外製薬も反落し、ファナックが安い。
グロース市場の雨風太陽も反落した。
TOTO(5332)は上期決算発表で下落した。モルガン・スタンレーMUFG証券は第2四半期について中国が市況低調、競争環境激化で想定以上に低調と解説した。
一方、ソフトバンクグループとさくらインターネットが買われ、川崎重工が反発。
米ボーイングが新たに株式を発行するなどして、190億ドル、日本円でおよそ2兆9000億円を調達する計画を明らかにした。ボーイングは、労働組合のストライキによって航空機の生産が滞っていて、悪化している財務基盤を立て直す狙いがある。ボーイング関連の川崎重工に買いが入った模様。
日本ペイントHD(4612)は米化学企業のAOCを買収すると発表した。AOCはコーティング剤原料など特殊な化学品で高いシェアを持つ。高収益企業を買収し、利益を積み上げると報じられたことが好感された。
業種別下落率上位は精密、電機、小売、ガラス土石、その他製品で、上昇率上位は海運、電力ガス、証券、銀行、鉄鋼。(W)