TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/10時] 日経平均は下落。半導体関連はトランプ氏によるCHIPS法批判を警戒し下落
速報・市況2024年11月7日

☆[概況/10時] 日経平均は下落。半導体関連はトランプ氏によるCHIPS法批判を警戒し下落

10時10分時点の日経平均は453円安の3万9,037円、TOPIXは1ポイント高の2,716ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は994、下落銘柄数は590。出来高は9億8,187万株、売買代金は2兆674億円。
日経平均は取引開始早々に付けた403円高の3万9,884円を高値に、その後は値を消し、マイナスに転じた。
6日のNYダウは1,508ドル高と高騰したが、トランプ政権による関税引き上げでインフレが高進すれば、米国経済のネガティブという見方から、7日の時間外取引ではNYダウ先物は5ドル安と一服となっている。
東証ではメガバンクは上昇しているものの上げ幅を縮めた。
米国関連のリクルートが買われた。
コカコーラボトラーズと京王電鉄は自社株買いの発表で大幅高となった。
一方、ディスコやレーザーテック、東京エレクトロン(8035)など半導体関連が安い。
バイデン政権は半導体の国内製造を促進・助成する国内半導体業界支援法(CHIPS法)を施行したが、トランプ氏は自分なら関税の脅しによって投資を誘致できるとして、CHIPS法を強く批判してきたことが警戒されている。
パーキンソン病専門の老人ホームの「PDハウス」を運営しているサンウェルズは不正に診療報酬請求していたと報じられたことを受けて、現在、特別調査委員会が調査を実施しているが、調査完了まで日数が掛かることや監査法人も一定の期間を必要とするため、中間決算の発表を延期したことで大幅安となった。

業種別下落率上位は非鉄、精密、医薬品、小売、電機で、上昇率上位は保険、輸送用機器、電力ガス、サービス、銀行。(W)

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