2時0分時点の日経平均は310円安の3万9,220円、TOPIXは0.5ポイント高の2,740ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は871、下落銘柄数は706。出来高は16億6,326万株、売買代金は3兆4,098億円。
米商務省がTSMCに対して、人工知能(AI)などに使用する先端半導体の中国企業への出荷停止を命じた。
これを受けて、アドバンテストや東京エレクトロンは朝方から売られた。
さらに、トランプ次期米大統領が、国務長官に対中強硬派のマルコ・ルビオ上院議員を指名する見通しだと報じられたため、アドバンテストや東京エレクトロンは一段安となり、後場の日経平均は360円安の3万9,173円となった。
こうした中、ルネサスエレクトロニクスが買われているのは、米エヌビディアの次世代半導体「ブラックウェル」向けにパワーモジュールを供給する米モノリシック・パワー・システムズに、潜在的な欠陥があるとの懸念が一部アナリストから指摘されたことが要因。
米モノリシック・パワー・システムズは11日の米国で大幅安となったが、ルネサスエレクトロニクスは市場シェア拡大期待が寄せられ、12日に東証で大幅高となった。
中部地区の流通企業のバローは上期決算が営業赤字だったため、年初来安値を更新した。
一方、清水建設は業績上方修正と増配、自社株買いを発表し急騰した。
業種別下落率上位は電機、石油、非鉄、繊維、医薬品で、上昇率上位は輸送用機器、ゴム、銀行、建設、証券。(W)