前引けの日経平均は299円安の3万8,343円、TOPIXは12ポイント安の2,698ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は882、下落銘柄数は691。出来高は8億9,799万株、売買代金は1兆9,102億円。
韓国でサムスン電子が自社株買いを発表し買われたことや、中国の習近平国家主席がトランプ次期政権と協力する意向を示し香港株と上海株が反発したことを受けて、日経平均は下げ幅を縮めた場面もあったが、戻り売りに押され、再び下向きとなった。
日本企業の決算発表で、通期予想がアナリスト予想を下回っていることが重石となっている。
エヌビディアの新たな人工知能(AI)向け半導体「ブラックウェル」はサーバー接続時の過熱問題が発生しており、投入遅延の懸念が生じていると報じられたため、ソフトバンクグループや東京エレクトロンが安い。
あおぞら銀行は7~9月期が減益決算で売られた。
ジョイフル本田は株式売出を発表し大幅安。
一方、ヘアケア剤のミルボン(4919)は決算が好感され大幅高。
良品計画は次期社長による経営方針説明会を開催し、アジアでの出店加速や3カ年の利益計画が好感された。
業種別下落率上位は医薬品、機械、電機、鉱業、非鉄で、上昇率上位は鉄鋼、海運、紙パルプ、倉庫運輸、陸運。(W)