TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] バイデン政権の対中半導体規制は想定よりも厳しい措置ではなさそうとの観測報道で半導体関連の一角に買い
速報・市況2024年11月28日

☆[概況/前引け] バイデン政権の対中半導体規制は想定よりも厳しい措置ではなさそうとの観測報道で半導体関連の一角に買い

前引けの日経平均は160円高の3万8,295円、TOPIXは14ポイント高の2,679ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,133、下落銘柄数は448。出来高は8億4,187万株、売買代金は2兆1,640億円。
米国株反落とNYタイムに一時1ドル=150円46銭となった円高が警戒され、日経平均は取引開始早々に333円安の3万7,801円となったが、その後は戻り歩調となった。
トランプ次期米大統領が、メキシコのシェインバウム大統領と「素晴らしい」対話を行い、シェインバウム氏がメキシコからアメリカへの移民を止めることに同意したと、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。
米国への違法薬物の流入を止めるために何ができるかについても話したとし、「非常に生産的な会話」だったとコメントしたことを受けて、日経平均は反発に転じた。

加えて、バイデン米政権が半導体装置および人工知能(AI)メモリー半導体の中国向け販売規制を強化することを検討しているが、想定されていたより厳しい措置には至らないと報じられたことも支援材料となった。
貿易制限リストに、中国でAIメモリー半導体テクノロジーの開発に取り組んでいるCXMTは追加されないことが注目されるという。
これを受けて、東京エレクトロン(8035)やKOKUSAI ELECTRICが物色された。

生保のT&Dは説明会で株主還元の積極化を表明したことで買われた。
なお、東証スタンダード市場の住信SBIネット銀行(7163)は、NTTドコモが買収に動いていると週刊文春が報じたため急騰した。

一方、フジクラは反落。
ヒューリックは株式売出で下落したが、サンリオには押し目買いが入った。

業種別上昇率上位は鉱業、水産農林、電力ガス、その他製品、鉄鋼で、下落は精密、サービス、非鉄。(W)

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