大引けの日経平均は214円高の3万8,349円、TOPIXは21ポイント高の2,687ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,184、下落銘柄数は405。出来高は16億8,994万株、売買代金は4兆1,774億円。
トランプ次期米大統領がメキシコ大統領と素晴らしい対話を行ったと投稿したため日経平均は上昇した。
メキシコ経由で米国に不法入国する者は、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスが多いため、メキシコ大統領は出身国へ戻るための支援を提供することを通じ、移民問題に迅速に対応していると説明した。
トランプ氏は、メキシコの不法移民対策について「合意した」と表現したが、違法薬物対策については「議論した」と述べているので、更なる対策が必要と見ている模様。
麻薬カルテルは武装化が進んでいるため、不法移民対策よりもはるかに難易度が高いと見られる。
バイデン政権の対中半導体規制強化も想定されたより厳しい措置には至らないと報じられ、東京エレクトロンやSCRENN、KOKUSAI ELECTRICが買われた。
ただ、2021年と23年にEUVマスク検査装置で大きく買われたレーザーテックと、今年後半にエヌビディア関連として物色されたアドバンテストは先駆していた分、物色対象から外れた。
生保のT&D(8795)は説明会で株主還元の積極化を表明したことで大幅高となった。
富士製薬は7期ぶりのピーク益更新期待で上昇。
一方、不動産会社のヒューリックは株式売出の発表で下落した。
業種別上昇率上位はその他製品、水産農林、食品、鉱業、ノンバンクで、下落業種はなし。(W)