12月2日の米国株式市場はNYダウが反落し、ナスダックは続伸。
フランスのバルニエ首相は2日の国民議会(下院)で、2025年の社会保障に関する予算案を巡り、採決なしに採択を強行した。
野党が反発し、不信任案は4日にも可決される公算が大きくなった。
予算成立が来年に持ち越せば、フランス経済だけでなく、欧州経済にも打撃になる恐れがあると警戒された。
NY証券取引所ではバークシャーやJPモルガン・チェース、小売りのターゲットが下落。
一方、ナスダックは最高値を更新した。
テスラは高度運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)」の最新版を公表したことで買われた。
サーバーメーカーのスーパー・マイクロ・コンピューターは、不正会計を巡る疑惑に関して、特別委員会による外部精査の結果、不正行為の証拠は見つからなかったと発表し、財務に関する新たなトップを指名することを明らかにしたため大幅高となった。
NYダウ工業平均は前日比128ドル(0.29%)安の44,782ドル。ナスダック総合指数は前日比185ポイント(0.97%)高の19,403。S&P500指数は前日比14ポイント(0.24%)高の6,047。
NYダウ採用銘柄はアムジェン、JPモルガン・チェース、ハネウェルなどが売られ、マイクロソフトやアマゾン、アップルなどが買われた。上昇は12銘柄、下落は18銘柄。