12月11日のNYダウは5日続落、ナスダックは反発。
11月の消費者物価指数は前年同月比2.7%上昇と市場予想と同じだった。
17日~18日のFOMCで利下げ期待からNYダウは一時128ドル高となったが、ディフェンシブ株が売られ、NYダウも下落した。
超党派の議員グループが医療保険会社や薬局給付管理会社(PBM)を所有する企業に対し、3年以内に薬局事業を売却することを義務付けるという議員立法が準備されていると報じられ、ユナイテッドヘルスやシグナが売られた。
チョコレートメーカーのハーシーは、モンデリーズからの買収価格が低すぎると判断し、買収提案を拒否したことが報じられ、下落した。
一方、テスラやエヌビディア、アルファベットが買われ、ナスダックは初の2万ポイント乗せ。
NYダウ工業平均は前日比99ドル(0.22%)安の44,148ドル。ナスダック総合指数は前日比347ポイント(1.77%)高の20,034。S&P500指数は前日比49ポイント(0.82%)高の6,084。
NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルスやジョンソン&ジョンソン、マクドナルドなどが売られ、エヌビディアやナイキ、アマゾンなどが買われた。上昇は13銘柄、下落は16銘柄。