12月24日(火)のマーケット
12月23日のNYダウは3日続伸、ナスダックは続伸。コンファレンスボードが発表した12月の消費者信頼感指数は104.7で、11月改定値の112.8から低下し、市場予想の113.1に反したため、NYダウは発表を受けて323ドル安となったが、半導体関連が買われたため終盤に浮上した。ナスダックも発表後に小幅安となったが、こちらはすぐに買われた。ソフトバンクグループ傘下の英アーム・ホールディングスが米半導体メーカーのクアルコムを相手取って起こした訴訟で、米デラウェア州の連邦地裁の陪審は20日、クアルコムのライセンス契約違反はなかったとの評決を下した。クアルコムが買われ、アームは下落。なお、ブロードコムやインテルなども上昇した。NYダウは前日比66ドル(0.16%)高の42,906ドル。NASDAQ総合指数は前日比192ポイント(0.98%)高の19,764。S&P500指数は前日比43ポイント(0.73%)高の5,974。
クリスマス休暇で海外投資家からの買いが乏しくなるという見方で日経平均は反落したが、TOPIXはもみ合い。フジクラと古河電工が売られ、楽天Gが安い。一方、ホンダは大規模自社株買いを発表し大幅高。日産も買い戻しが入った。三菱自動車は年初来高値。トランプ次期米大統領がパナマ運河の通航料を法外と批判したため引き下げ圧力への思惑で海運株が上昇。株価が調整していた電力株が上昇した。三菱製紙は中期計画の骨子を発表し高い。
スタンダード市場では、GFAやIGポートが反落し、メタプラネットが安い。今期経常赤字予想のREVOLUTIONは2日連続ストップ安。カナダの消防や警察に冷感持続衣料の販売期待のリベルタは大幅高が継続。ビューティカダンが買われ、ジオマテックはペロブスカイト太陽電池関連。
グロース市場では、ハートシードやファンペップが反落し、DWTIは信用取引規制で下落した。一方、TrueDataも信用取引規制だったが、こちらは2日連続ストップ高。スキマバイトのタイミーが続伸。アクセルマークはトレーディングカードのECサイト運営会社の子会社化で急騰。
チャート上では、上下に短いヒゲを伴う陰線。海外投資家のクリスマス休暇入りで薄商いの中、軟調な展開ながらも5日移動平均線(3万8959円)を割り込むことなく推移。一目均衡表の雲の上に位置しており底堅さもうかがえる。
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注目記事 Pick up
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【自動車3社、統合発表で戻りの競演】
日本証券新聞12月25日(水)紙面1面TOP記事掲載
ホンダ 24%自社株買いで17%高
18日の日本経済新聞報道から1週間足らずで「共同持ち株会社設立による経営統合に向けた検討に関する基本合意書締結」を発表したホンダ(7267・P)と日産自動車(7201・P)。“救済される側”の日産が戻り高値を追って、一時7.9%高(17日終値から43.8%高)となる一方、大規模な自社株買い発表を好感したホンダも17.1%高の急騰となった。ともに前週年初来安値を形成しているが、ホンダは今年3月高値から、日産も昨年9月高値から、そろって押し幅の3分の1戻しラインに到達してきた。
また、三菱自動車(7211・P)とも「協業形態の検討に関する覚書締結」を発表しており、三菱自は一時7.7%高で4月16日高値更新。こちらは昨年9月高値から一気の押し幅半値戻し到達となった。
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今日の市況概況
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12月24日(火)☆[概況/大引け]
日経平均は反落、TOPIXはもみ合い。高島屋は決算発表で下落。ホンダは大規模自社株買い発表で大幅高
大引けの日経平均は124円安の3万9,036円、TOPIXは0.5ポイント高の2,727ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は746、下落銘柄数は817。出来高は18億4,806万株、売買代金は3兆943億円。
クリスマス休暇で海外投資家の参加が乏しくなるという見方から、日経平均は反落し、3万9,000円に近付いた。
一方、TOPIXはもみ合いを保った。
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