「ムズキュン」「恋ダンス」とさまざまな言葉やムーブメントを生み出し、私の中で今クール圧倒的ナンバー1を誇るテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、通称「逃げ恥」がついに20日、最終回を迎えます。

放送日である火曜日はできる限り開始時間に間に合うように帰宅。ドラマを観終わると、友人や家族とSNS(交流サイト)やLINEで「ここが良かった」と盛り上がり、さらには録画したお気に入りシーンを再度観て、そのまま温かな気持ちで眠りについています。

「逃げ恥」に出てくるキャラクターは皆個性あふれ魅力的なのですが、中でも星野源さんが演じる、35年間恋愛経験のない自称“独身のプロ”、津崎平匡というキャラクターが愛おしくて仕方がありません。不器用で純粋で、毎回母親のような気持ちで平匡さんを見守り、事あるごとに一喜一憂、気が付けばすっかり平匡さんを通して、星野源さんの虜になってしまいました。

役者としてだけでなく音楽活動も行っている星野さんは、ドラマ主題歌「恋」を担当。エンディングで、出演者がこの歌に合わせて踊る「恋ダンス」が瞬く間に話題となり、動画の再生回数は7,500万回を突破。このほか動画サイトには著名人を始め、さまざまな人が「恋ダンス」を踊る動画が次々と投稿されて、いまや社会現象となっています。

星野さんの音楽業をマネジメントするのは大手芸能プロダクションのアミューズ(4301)。人気急上昇中の星野さんは、昨年アミューズに降りかかった福山雅治さん結婚による「福山ショック」をカバーする存在となっていくのか、いちファンとしても今後の活躍に注目しています。

【編集記者Yのコメント】
アミューズは過去最高の営業収益をあげた前期から一転、2017年3月期は大型コンサートの減少の影響などで9.9%減収、34.8%営業減益との大幅失速を見込んでいます。株価も右肩下がりが続き、足元では1,700円割れと、昨年11月高値から半値近くに沈んでいます。ただし、来春は渦中の星野源さんがコンサートを予定。多少ながらも業績プラス効果が期待されます。


[本紙12月19日付1面]