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速報・市況2025年1月15日

☆[概況/大引け] 様子見姿勢。大引けでは下げ幅を縮めた

大引けの日経平均は29円安の3万8,444円、TOPIXは8ポイント高の2,690ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は864、下落銘柄数は706。出来高は16億2,239万株、売買代金は3兆8,740億円。
NYダウ続伸を受けて日経平均は高寄りしたが、米消費者物価の発表や20日の大統領就任式を控えて、様子見姿勢となった。大引けでは下げ幅を縮めた。
アドバンテストなど半導体関連が売られ、霞ヶ関キャピタルは好決算だったが利食い売りに押された。その他、医薬品が安い。
一方、ソフトウェアテストのSHIFTは好決算で急騰した。
銀行株は日銀利上げ観測に加えトランプ関税のリスクが小さい点で買われた。
キーエンスはモルガン・スタンレーが「Underweight」→「Equal-weight」に引き上げたことで高い。過去2年間に採用した新入社員の戦力化により営業利益率の改善傾向が続くと予想している。ただし、2025年3月期~27年3月期にかけての配当性向は20%前後に留まり、自社株買いも行われないとみていることが「Equal-weight」にとどめる理由。
アパレルのTSI(3608)は通期の純利益予想を前期比3.1倍に引き上げ、配当予想の上積みや自社株買い目標の増額も発表したためストップ高となった。

業種別下落率上位は医薬品、卸売、建設、石油、証券で、上昇率上位は銀行、その他製品、水産農林、保険、繊維。(W)

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