前引けの日経平均は379円安の3万8,193円、TOPIXは26ポイント安の2,661ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は371、下落銘柄数は1,222。 出来高は8億7,277万株、売買代金は1兆9,349億円。
FRBのウォラー理事が16日に、前日の消費者物価指数は「非常に良好な内容だった」と述べ、3月利下げの可能性も排除しないと述べたほか、データ次第では年内3~4回の利下げも可能との見方を示した。
来週は日銀が利上げを発表するという見方も多いため、東京タイムでは円相場が一時1ドル=154円98銭まで円高が進んだ。
日経平均は一時516円安の3万8,055円まで売られた。
任天堂は「スイッチ2」を発表したが、スペック(性能)や価格などの詳細は4月2日に公表するとしたことや、最終の体験会はソウルの6月1日なので、発売はそれ以降という見方から株価は下落した。
IHIが反落し、メガバンクが売られた。
東京建物(8804)は中期経営計画で2027年12月期の純利益目標が600億円と、24年12月期予想の620億円に対して低下するため株価は下落した。
一方、霞ヶ関キャピタルと古河電工は続伸となった。
中国の2024年の実質GDPは前年比5.0%増となり、伸び率は前年を0.2ポイント下回ったが、政府目標の5%前後は達成したため、中国関連の資生堂が反発した。
業種別下落率上位はその他製品、銀行、保険、海運、工業で、上昇は鉄鋼、紙パルプ。(W)