大引けの日経平均は397円高の3万9,414円、TOPIXは18ポイント高の2,775ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は857、下落銘柄数は742。出来高は17億1,644万株、売買代金は4兆5,188億円。
エヌビディアはDeepSeekは優れたAIの進歩と認めたが、推論には膨大な数のエヌビディア製GPU(画像処理半導体)と高性能ネットワークが必要と主張したため、28日のエヌビディアは反発した。
29日の日経平均は朝高となったが、買い一巡後は鈍化した。
ただ、後場はオランダの半導体製造装置メーカーのASMLの決算発表を前にアドバンテストが買われ、日経平均も上向いた。
午後3時に発表されたASMLの決算で、第1四半期の売上高予想がアナリスト予想を上回ったことを受けて、アドバンテストと日経平均は一段高となった。
フジメディア(4676)は週刊文春が「女性を会食に誘ったのは社員ではなく、中井氏により誘われた」と訂正したため、上昇した。
その他、三菱重工やソニーグループ、みずほ、古河電工が高い。
ラクトジャパンはUBS証券による投資判断引き上げで高い。
AIの価格低下メリットのPKSHAは大幅続伸。
愛知製鋼は大阪関西万博の自動運転バス関連で上場来高値。
半面、信越化学とMARUWAは売られた。
業種別上昇率上位は電機、非鉄、証券、サービス、輸送用機器で、下落率上位は鉱業、医薬品、化学、海運、水産農林。(W)