前引けの日経平均は959円安の3万8,612円、TOPIXは62ポイント安の2,725ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は188、下落銘柄数は1,426。出来高は11億9,953万株、売買代金は2兆7,282億円。
トランプ大統領がカナダとメキシコからの輸入品に対して25%の関税、中国に対して10%の追加関税を課すための大統領令に署名した。
カナダは25%の報復関税方針を発表した。
報復合戦が警戒され、日経平均は一時1,118円安の3万8,454円となった。
大和証券ではこれまでの「関税→インフレ」に加えて、「関税→成長減速」という経路に注目が集まりつつあるように見えると解説した。
メキシコとカナダに自動車工場を持つトヨタとホンダが売られた。
世界経済への悪影響から全面安となり、信越化学やTDK、コマツ、三井物産が安く、野村HDなど証券株も売られた。
こうした中、レーザーテックは好決算で買われ、フジメディアが反発。
コナミグループ(9766)はeFootballが好調で、事業利益を上方修正したことで大幅高となった。
業種別下落率上位は輸送用機器、証券、非鉄、機械、化学で、上昇業種はなし。(W)