9時12分時点の日経平均は117円安の3万8,669円、TOPIXは9ポイント安の2,727ポイント。
日米首脳会談は、トランプ大統領が対中国をにらみ、随所に日本への配慮を見せ、関税に関してもあまり話さなかったことが安心された。
先週末の米国株安や相互関税への警戒で週明けの日経平均は続落で始まったが、180円安の3万8,606円を安値に下げ幅を縮めた。
日米首脳会談で米国側からの防衛費の増額要求が示されなかったため、三菱重工などの防衛関連は売られた。
日本製鉄も下落した。石破首相とトランプ大統領が、日本製鉄はUSスチールを「買収ではなく投資」と述べたため、日本製鉄が目指す完全子会社化と開きがある。
トランプ大統領が相互関税を述べたため、商社株も売られた。
一方、JIA(7172)は好決算で買われた。
太陽誘電は通期の業績予想の上方修正が好感された。
業種別下落率上位は鉄鋼、卸売、繊維、精密、機械で、上昇率上位はノンバンク、海運、証券、不動産、陸運。(W)