2月10日の米国株式市場は反発。
半導体受託生産最大手の台湾のTSMCの1月の売上高が前年同月比36%増。昨年10月~12月の前年同期比38.8%増からは鈍化したが、1月~2月は春節(旧正月)の連休があり、春節は太陰暦に基づく祝日のため、太陽暦での日付は毎年異なることから、前年比での比較は難しいという見方で、問題視はされなかった。
TSMCの高水準な伸び率を受けて、エヌビディアやブロードコムが買われた。
パランティア・テクノロジーズは2月6日にハワイで開催された国防総省のインド太平洋軍のAI戦略会議に出席していたことで上昇した。
スーパー・マイクロ・コンピューターは決算発表を控え、先回り買いが入った。
テスラは下落。シュティフェルのアナリストがイーロン・マスクCEOの政治関与を受けて、シュティフェルの調査データに基づいた「ネット好感度」が史上最低値に近づいており、販売にとって逆風になる可能性があると指摘し、目標株価を492ドルから474ドルに下げた。
NYダウ工業平均は前日比167ドル(0.38%)高の44,470ドル。ナスダック総合指数は前日比190ポイント(0.98%)高の19,714。S&P500指数は前日比40ポイント(0.67%)高の6,066。
NYダウ採用銘柄はマクドナルド、ナイキ、エヌビディアなどが買われ、アメリカン・エキスプレス、JPモルガン・チェース、ディズニーなどが売られた。上昇は18銘柄、下落は12銘柄。