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概況/米国市場2025年2月20日

2月19日の米国株式市場は続伸。FOMC議事要旨での連邦債務上限問題への対応意見を好感

2月19日の米国株式市場は続伸。
自動車輸入関税への警戒でNYダウは一時243ドル安となったが、1月28日~29日のFOMC議事要旨を受けて、買いが入った。
FRBは現在、月額で米国債250億ドル(約3兆8000億円)、住宅ローン担保証券350億ドルを上限に、償還元本を再投資しないことでバランスシートの圧縮を進めている。
だが、FOMC議事要旨で「連邦債務上限の動向に関連して向こう数カ月に準備預金が著しく変動する可能性について、このイベントが解決するまで、バランスシートのランオフ(償還に伴う保有証券減少)の停止あるいは減速を検討するのが適切かもしれないと、複数の参加者が指摘した」ことが判明した。
FRBが「量的引き締め(QT)」の停止を検討する可能性が好感された。

スーパー・マイクロ・コンピューターは提出が遅れている年次決算報告書を2月25日までに提出できることにCEOが自信を示したため、買いが継続した。

マイクロソフトは、次世代の計算機として期待される量子コンピューターに使うチップを開発したと発表したことで上昇した。

NYダウ工業平均は前日比71ドル(0.16%)高の44,627ドル。ナスダック総合指数は前日比14ポイント(0.07%)高の20,056。S&P500指数は前日比14ポイント(0.24%)高の6,144。

NYダウ採用銘柄はメルク、ユナイテッドヘルス、ベライゾンなどが買われ、ホームデポやセールスフォース、ナイキなどは売られた。上昇は18銘柄、下落は12銘柄。

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