Jリートの「魅力」
▶③「高い」配当性向
Jリートには高い配当性向を実現できる理由があります。
Jリートは、一定の条件を満たせば法人税が課されない制度があります。収益が出た場合、この90%超を投資家に還元すると法人税が課されないという仕組みなので、多くのJリートでは収益の大部分を分配金に充てているのです。
今後の活動のために内部留保を残さなければならない一般事業会社との「差」、これが顕著に表れているのが、こちらの図です。
10年間の分配金利回りの比較で、一番上がJリートで、足元は5%付近にあります。真ん中が、東証プライムに上場する株式で2%程度。一番下が10年債で1%程度です。
分配金の「差」は明らかです。配当込み指数と配当無し指数の乖離をみると、赤色で示したTOPIXよりも、青色で示した東証REIT指数の面積の方がとても大きいことがわかります。この差はJリートの配当の厚み。大きな魅力です。