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コラム2025年2月28日

風林火山 マニラの奇跡

視察と称して3連休にフィリピンを旅してきた。成田・マニラのフライトは5時間ちょっと。那覇までの飛行時間が3時間なので、ランチを楽しんでのんびりしたらあっという間に現地だ。

街中を散策して驚いたのは物価の高さ。スーパーでは衣類など日用品をはじめ、野菜や果物、食品、雑貨の値段が日本とほぼ同じ。フードコートの料理も800~1,000円となれば、イオンで買い物しているかと錯覚したほど。地元資本で人気のジョリビーのバーガーセットも500円超。数十円の乗り合いバスもあるにはあるが、モノの値段は想定外どころではなかった。

それもそのはず。フィリピンの今年の成長率見通しは6.2%。人口1億2,000万人の平均年齢は25歳で、半世紀前の日本の高度成長期並みの発展を遂げている。とりわけ、GDPに占める個人消費の割合は7割超と高く、給料日にスタバのコーヒーを飲む、あるいはバイクや車、住宅を買うのが当たり前だという。

今、日本では物価が高いと騒いでいる。成長率0%台、平均年齢48歳と厳しい状況ではあっても、物価高騰が世界標準なら「物価と賃金の好循環」を推進するしかあるまい。フィリピンで通信事業を手掛けるアイ・ピー・エス(4390・P)の情報をこちらに展開中。ご一読願いたい。(飛行船)

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