12時40分時点の日経平均は6767円安の3万7,108円、TOPIXは28ポイント安の2,701ポイント。
トランプ大統領は、日本と中国の通貨安で米国は極めて不利な立場に置かれると述べ、今後は関税引き上げを交渉材料に通貨安の是正を促していく考えを示した。
円安を批判したことから、円相場は午前中に一時1ドル＝148円60銭まで円高が進んだ。
加藤財務相は日本は通貨安政策を取っていないと反論したが、市場では、トランプ大統領は円安を口実に関税を引き上げるのでないかという見方で、日経平均は下落している。
古河電工やフジクラが売られ、水素関連の岩谷産業(8088)は昨年来安値を更新した。
一方、ダイキン工業は大和証券がレーティングを「3」→「2」に引き上げたことで買われた。
懸念材料は多いが株価は既に織り込んだと判断した。
下水道関連の日本ヒュームが買われている。

業種別下落率上位は非鉄、鉱業、小売、証券、輸送用機器で、上昇は医薬品、精密、繊維、機械、倉庫運輸。（W)