12時40分時点の日経平均は175円高の3万8,023円、TOPIXは23ポイント高の2,807ポイント。
日銀金融政策決定会合が前引け前に、金融政策の現状維持を発表したため、前引けの日経平均はやや上げ幅を広げた。
リスク要因として「各国の通商政策等の動きや影響」を挙げたため、利上げを急がないと受け止められた。
株式市場の終了後に植田総裁が会見を行う。
後場の日経平均は前引けでポップした分が剥落し、日銀金融政策決定会合の発表前よりも上げ幅を縮めた。
ただ、3万8,000円の水準では底堅い状態。
3月27日が3月末の権利付き最終売買日のため、配当や株主優待を狙った買いが想定されている。
その他、バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが日本の大手商社を買い増したので、他の海外投資家からの買いも期待されている。
アドバンテストは反落しているが、東京エレクトロンは上昇し、信越化学と京セラが高い。
ドリームインキュベータ(4310)が昨年来高値を更新した。
エムスリーは下げ幅を拡大。
業種別上昇率上位は卸売、電力ガス、その他製品、輸送用機器、空運で、下落業種はなし。(W)