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概況/米国市場2025年3月20日

3月19日の米国株式市場は反発。「量的引き締め」のペースを落とす

3月19日の米国株式市場は反発。
FOMCは政策金利を据え置いたが、FOMCメンバーによる政策金利予測では年内の利下げ回数が2回と、昨年12月時点の想定を維持した。
保有米国債の縮小を通じた「量的引き締め」のペースを落とす。
パウエルFRB議長が会見で「インフレが関税によるものかどうか正確な評価を行うのは難しい。インフレの一部は明らかに関税に起因する。我々は関税によらないインフレと関税によるインフレを区別する最善の方法を見いだすために取り組んでいる」「景気後退の可能性は高くはない」と述べたことで上げ幅を拡大した。

ボーイングはフリーキャッシュフローの改善見通しを示したことで買われた。
テスラはキャンター・フィッツジェラルドが投資判断を引き上げたことで反発した。株価下落と自動運転タクシー配車サービスの計画に注目した。
一方、関税と電気自動車購入に対する税額控除廃止の可能性には注意も促した。

NYダウ工業平均は前日比383ドル(0.92%)高の41,964ドル。ナスダック総合指数は前日比246ポイント(1.41%)高の17,750。S&P500指数は前日比60ポイント(1.08%)高の5,675。

NYダウ採用銘柄はボーイング、アメリカン・エキスプレス、IBMなどが買われ、アムジェンやジョンソン&ジョンソン、メルクなどが売られた。上昇は21銘柄、下落は9銘柄。

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