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コラム2025年4月25日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.555 「名探偵コナン」新作映画、好発進

興行収入100億円超えも有力

4月18日に公開された劇場版「名探偵コナン」第28作「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」(配給:東宝、9602・P)が、シリーズ史上最大規模となる全国522館での上映をスタートし、週末3日間で約231万5,000人を動員、興行収入は34億3,862万6,700円を記録しました。これは前作比約102%となり、シリーズ最高のオープニングとなりました。

本作では、「眠りの小五郎」の異名で知られる私立探偵「毛利小五郎」と、長野県警の隻眼の警部「大和敢助」がキーパーソンとして登場。長野の雪山を舞台に、過去と現在が交錯する事件が描かれています。SNSやレビューサイトでは、「初期を彷彿(ほうふつ)とさせる」「渋い」「見応えがある」といった評価が目立ち、近年の作品とは一線を画すストーリー展開が好評を博しています。

公開前から、眠りの小五郎が「眠らない小五郎」として活躍するとの情報がファンの間で話題となり、公開初日に鑑賞した友人もシリアスな小五郎に心奪われ、今週末も観に行くとはりきっていました。劇場版は必ず3回以上鑑賞する熱狂的なファンの彼女は、コラボしているセブンイレブンや江崎グリコなどの関連商品の収集にも余念がなく、その熱量と爆買いを見るたび「コナン」の凄まじいコンテンツ力を実感しています。

早くも興行収入100億円超えが有力視される「名探偵コナン 隻眼の残像」。多く存在する大人ファン好みのストーリーで、シリーズ最高興行収入158億円を記録した前作「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」超えを果たすのか。2025年興行収入において、双璧を成すであろう、7月公開予定の「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章」の動向とともに注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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