TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/2時] 大幅続伸、日米財務相会談後の円弱含みで輸出関連高い
速報・市況2025年4月25日

☆[概況/2時] 大幅続伸、日米財務相会談後の円弱含みで輸出関連高い

14時時点の日経平均は前日比622円03銭高の3万5,661円13銭、TOPIXは同34.22ポイント高の2,626.78ポイント。

日米財務相会談では米国から為替相場の水準や目標に関する言及がなく、円相場が143円を挟んで弱含みに推移したため、電機、精密機器、輸送用機器といった輸出関連株を中心に幅広く物色されている。

大和証券では企業の決算発表に対する反応が良く、今後は自社株買いも期待できるとした上で、関税騒ぎなどのいわゆる空中戦相場は決算発表で落ち着くとの経験則を来週以降に確認していく展開だと指摘。市場が荒れれば再来週のFOMCでハト派発言が出てくるとも言う。また、5月3日の米バークシャーハサウェイの株主総会に関しては、日本で起債し日本株を買い増していることから、バフェット氏の日本株推しの発信にも期待した。

テクニカル面では日経平均は3月後半以降にマドを5つ空ける「五空」であったため、四空目を早々に埋めるとの経験則通りとなっており、今後は三空目(3月28日安値36,864円)を埋めると37,000円処が視野に入るとの見方も示した。

個別では2期連続最高益更新と増配計画を発表したニデックが10%超の急騰となり、6.75%自社株買いと3期ぶり最高益を見込む富士通は大幅反発。ほかにも、ルネサス、横河ブHDなど好業績が確認された銘柄が買われた。
ロシュ向け血友病治療薬や関節リウマチ治療薬の販売が好調で、1~3月期大幅増益で着地した中外薬は上場来高値を更新する場面があった。
日産自は小幅続伸しての推移となっている。前期純損失が最大で7,500億円に上るとの見通しを示したが、今後の改革への取り組み強化を期待する買いが入ったもよう。
10%超の自社株買いを発表した杉本商事(9932・P)とアイシンは大幅高。

業種別上昇率上位は非鉄金属、電機、その他製品、ガラス土石、精密機器、化学で、下落はパルプ・紙と空運の2業種のみ。(NA)

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