2月18日よりファミリーマート(8028)と日本交通は、試験的に都内のファミリーマート20店舗を乗り場とするタクシー呼出サービスを開始しました。店舗に設置された専用タブレット端末の「タクシーを注文する」ボタンを押すだけで、配車可能なタクシーを自動探索し、タクシーの到着予定時間と車両ナンバーを知らせてくれます。後は店内で待つだけ。ターゲットに高齢者を掲げているだけあって、とても簡単にタクシーを呼ぶことができます。
これからの歓送迎会シーズン、なかなかタクシーがつかまらない時や、急な雨に降られた時、タクシーが少ない郊外や、帰宅が夜遅くなった時など、24時間いつでも明るく暖かい店内でタクシーを待つことができるのは、女性にとってもうれしいサービス。ファミリーマートと日本交通は今回の実証実験の成果を検証し、効果を見極められれば、国内店舗の2割弱に相当する約2,000店でサービス展開をする意向だそうです。
「2020年に『業界ナンバー1』」を目標に掲げるファミリーマート。第3四半期は増収も積極投資が重荷となり15.4%減益となりましたが、今回のタクシーサービスのほかにも、書店、スーパー、薬局との一体型店舗など、積極的な企業提携による店舗展開を図っていますので、利便性と魅力がさらに増せば、通期予想を上回る本決算を迎える可能性もあるのではないでしょうか。社会・生活インフラとしての確固たる地位を築き、2020年にはおもてなしの心で日本型コンビニエンスストアを極めているのではと期待を寄せています。
【編集委員Zのコメント】
集客力にはつながるものの、タクシー呼出サービスは直接的な株価材料にはなりにくいですね。5,000円台にあるファミリーマートの株価位置は4,500円近辺のセブン&アイ(3382)、7,900円近辺のローソン(2651)の間にあります。株式分割など株主還元強化をどこが積極的に行ってくるかが、人気の分かれ目となるでしょう。
これからの歓送迎会シーズン、なかなかタクシーがつかまらない時や、急な雨に降られた時、タクシーが少ない郊外や、帰宅が夜遅くなった時など、24時間いつでも明るく暖かい店内でタクシーを待つことができるのは、女性にとってもうれしいサービス。ファミリーマートと日本交通は今回の実証実験の成果を検証し、効果を見極められれば、国内店舗の2割弱に相当する約2,000店でサービス展開をする意向だそうです。
「2020年に『業界ナンバー1』」を目標に掲げるファミリーマート。第3四半期は増収も積極投資が重荷となり15.4%減益となりましたが、今回のタクシーサービスのほかにも、書店、スーパー、薬局との一体型店舗など、積極的な企業提携による店舗展開を図っていますので、利便性と魅力がさらに増せば、通期予想を上回る本決算を迎える可能性もあるのではないでしょうか。社会・生活インフラとしての確固たる地位を築き、2020年にはおもてなしの心で日本型コンビニエンスストアを極めているのではと期待を寄せています。
【編集委員Zのコメント】
集客力にはつながるものの、タクシー呼出サービスは直接的な株価材料にはなりにくいですね。5,000円台にあるファミリーマートの株価位置は4,500円近辺のセブン&アイ(3382)、7,900円近辺のローソン(2651)の間にあります。株式分割など株主還元強化をどこが積極的に行ってくるかが、人気の分かれ目となるでしょう。