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ヴィスコ・テクノロジーズ(6698)が12月13日、JASDAQに新規上場する。
2003年の創業以来「画像一筋」を掲げる同社。FA(ファクトリーオートメーション)に欠かせない画像処理検査装置の開発・製造・販売を手掛ける。装置は電子部品や半導体、自動車、あるいは食品などとさまざまなモノづくりの現場に導入。検査対象物の傷や汚れ、異物などの外観上の欠陥を検出する目的で利用されている。
強みは高い技術力にある。通常のカメラよりも焦点に奥行きを持たせることで検査に耐え得る画像の範囲を広げた「超深度カメラ」、表面に細かい粒子状の突起のある物体でも人間の視覚と同様にひび割れなどが検出できる「クラッカーファインダー」など複数の特許を持つ。
なお、同社は技術開発のみを手掛け、部品の製造や組み立ては外部に委託。販売は国内外にある代理店あるいは中国上海、タイのバンコク、米国イリノイ州に置く子会社が行う。
現在は売上高の1割強を日本航空電子工業(6807)向けが占めるなど、コネクタ向けが主流。会社側は今後、自動車や半導体など他分野での対応拡大に注力する意向で、今回の調達資金はソフトウエア開発のための人件費などに充てるとしている。
[本紙11月15日付2面]
ヴィスコ・テクノロジーズ(6698)が12月13日、JASDAQに新規上場する。
2003年の創業以来「画像一筋」を掲げる同社。FA(ファクトリーオートメーション)に欠かせない画像処理検査装置の開発・製造・販売を手掛ける。装置は電子部品や半導体、自動車、あるいは食品などとさまざまなモノづくりの現場に導入。検査対象物の傷や汚れ、異物などの外観上の欠陥を検出する目的で利用されている。
強みは高い技術力にある。通常のカメラよりも焦点に奥行きを持たせることで検査に耐え得る画像の範囲を広げた「超深度カメラ」、表面に細かい粒子状の突起のある物体でも人間の視覚と同様にひび割れなどが検出できる「クラッカーファインダー」など複数の特許を持つ。
なお、同社は技術開発のみを手掛け、部品の製造や組み立ては外部に委託。販売は国内外にある代理店あるいは中国上海、タイのバンコク、米国イリノイ州に置く子会社が行う。
現在は売上高の1割強を日本航空電子工業(6807)向けが占めるなど、コネクタ向けが主流。会社側は今後、自動車や半導体など他分野での対応拡大に注力する意向で、今回の調達資金はソフトウエア開発のための人件費などに充てるとしている。
事業内容 | 画像処理検査装置の製造・販売 |
---|---|
本社 | 東京都港区海岸1―11―1 |
代表者 | 足立秀之 |
設立 | 2003年8月26日 |
上場前資本金 | 1億8,712万円 |
発行済株式数(上場時) | 713,500株(上場時) |
筆頭株主 | 足立秀之(上場前31.87%) |
公募株式数 | 85,000株 |
売出株式数 | 113,800株(オーバーアロットメント29,800株) |
初値 | 15.000円(3.0倍、14日) |
公開価格 | 4,920円(12月4日) |
ブックビル仮条件 | 4,720円~4,920円(11月22日) |
ブックビル期間 | 11月27日~12月1日 |
引受証券 | みずほ(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、岡三、いちよし、SBI、岩井コスモ |
営業収益 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2016/3 | 2,579百万円 | 197百万円 | 217.71円 | 1.00円 |
2017/3 | 2,878百万円 | 270百万円 | 322.39円 | 1.00円 |
2018/3(予想) | 3,101百万円 | 308百万円 | 327.28円 | ―円 |
[本紙11月15日付2面]