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IPO2017年11月20日

☆新規上場紹介 ナレッジスイート 営業支援クラウドサービス開発・提供

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ナレッジスイート(3999)が12月18日、マザーズに新規上場する。

法人向けクラウド型サービスの開発・提供会社。営業活動の可視化と自動化を実現して顧客企業のマーケティング課題の解決を図る。

主力製品は「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」で、商談・顧客管理、社内での情報共有化をシームレスに実現したシステム。営業の進捗(しんちょく)状況や受注見込み、次に取るべき活動などをメンバー全員がリアルタイムに把握。営業報告とスケジュール管理を連携させたこの仕組みは、同社の特許技術でもある。

こちらも特許技術を組み込んだ「GEOCRM(ジオシーアールエム)」は、地図上に顧客情報や訪問予定などの情報を蓄積し、これをモバイル端末でチェック可能とした。

技術力の高さに加えてフレキシブルな体制も大きな強み。自社製品が対応できない課題についても、外部パートナーと連携しながら新サービスの開発を請け負うことで、ノウハウを蓄積。既存システムのバージョンアップに生かすといったシナジーを生み出している。

創業11年目で販売先は累計4700社超。売上高の4割をKDDI(9433)経由が占める。売上高は右肩上がりも、利益は赤字が続いた。しかし、2017年9月期には黒字転換。今期は経常利益で14%増と連続増益を計画している。

概 要
事業内容SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)などのシステム開発・販売
本社東京都港区海岸3―9―15
代表者稲葉雄一
設立2006年10月23日
上場前資本金3億7,682万円
発行済株式数(上場時)2,377,400株(上場時)
筆頭株主稲葉雄一(上場前30.44%)
公募株式数240,000株
売出株式数55,000株(オーバーアロットメント44,200株)
初値5,010円(2.5倍、19日)
公開価格2,000円(12月7日)
ブックビル仮条件1,800円~2,000円(11月28日)
ブックビル期間11月30日~12月6日
引受証券いちよし(主幹事)、SMBC日興、みずほ、SBI、マネックス、エース、東洋、極東
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/9588百万円▼14百万円―円―円
2017/9790百万円150百万円69.10円―円
2018/9(予想)885百万円171百万円67.17円―円

[本紙11月21日付2面]

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