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IPO2015年3月9日

新規上場紹介 ファーストコーポレーション(1430) 3月24日、マザーズに新規上場。分譲マンションの建設事業が主体

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ファーストコーポレーション(1430)が3月24日、マザーズに新規上場する。

同社は分譲マンションに特化した建設工事の施工を中心に、マンション・デベロッパーへの事業化提案なども含めた「分譲マンション建設事業」を展開している。

事業の特徴としては、(1)事業エリアを東京圏(東京、埼玉、神奈川、千葉)としていること。事業エリアを限定することで、土地情報の迅速な入手やコストパフォーマンスに優れた下請業者を確保することが可能になる。(2)鉄筋コンクリート(RC)工法による建設工事に特化していること。これにより施工品質の均一化や施工工程の効率化が図られる。(3)造注方式というビジネスモデルの導入。同社が土地情報の収集を行ってマンション用地を確保。その土地に建設するマンションを一体とした事業企画をつくり、その企画を複数のマンション・デベロッパーに提案し、その結果、建設工事を特命で受注するもの。これにより、デベロッパーとの対等な立場での条件交渉が可能となり、高い利益の確保が見込まれるようになった。

なお、飯田グループHD(3291)のグループ企業からの受注割合が高い(前々期80%、前期70%)のも特徴。また、今回、上場に伴う公募増資などによる取得資金は、業務系システムおよび会計システムの設備投資に充当するほか、残りを土地仕入れの決済資金とする予定だ。(S)

概 要
事業内容分譲マンションの建設事業
本社東京都杉並区天沼 2-3-9
代表者中村利秋
設立2011年6月
上場前資本金4,131万円
発行済株式数(上場時)273万1,160株(上場時)
筆頭株主飯田一樹(上場前30.37%)
公募株式数252,500株
売出株式数390,000株(オーバアロットメント 96,300株)
初値2,000円(25.0%高)
公開価格1,600円(3/13)
ブックビル仮条件1,530~1,600円 (3/5)
ブックビル期間3月6日~3月12日
引受証券みずほ(主幹事)、SMBC日興、いちよし、SMBCフレンド、岡三、マネックス

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2013/53,421百万円48百万円9円-円
2014/57,187百万円257百万円65円-円
2015/5(予想)13,401百万円721百万円179円-円

[本紙3月10日付2面]

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