年末に体調を崩してしまい、旧正月に合わせたかのように先日大掃除を敢行。ついでに春に向けて部屋の模様替えもしてみました。これまで家具やキッチングッズなどを買う際には、無印良品とセリアに足しげく通っていたのですが、今回初めてニトリに足を運んでみました。

ニトリと言うと郊外に店舗があり、車が必要なイメージだったのですが、中目黒に大型店舗がオープンして以来、続々と都心に出店が続き、ついには目黒駅の駅ビル「アトレ」にも店舗を発見しビックリ。早速のぞいてみました。

店舗は地下1―3階まで4フロアにわたり、商品数も十分。色々と見て回り、ベッドのアクセントにブレックファーストピローと、クッションカバーを購入。このデザインがこの値段で買えるのか…とまさにお値段以上を実感しました。店内にも買い物しやすい工夫が多くあり、ラグマットのコーナーでは、実際にラグを広げた大きさが床に色付けされておりその上に立つと大きさが一目瞭然。ほかにもお部屋のデザイン別に商品が並んでいたり、店舗で購入したい商品バーコードをスマートフォンで読み取ると、買い物リストが作成され発送してもらえるサービス「手ぶら de ショッピング」ができたりと、消費者にうれしいお店のつくりに、もっと早く来ておけば良かったと思いました。

今後も国内外での出店を加速させ、6月末には渋谷で全9階の最大型店舗のオープンを発表したニトリホールディングス(9843)。2月に入り円高が進む中、勢いそのままにさらなるお値段以上が生み出されるのか、円相場と共に注目しています。

【編集記者のコメント】
ニトリホールディングスは取扱品目数の9割以上を海外から調達しており、円高メリット関連の代表株と目されます。「Nウォーム」などの季節商材が好調なほか、SNS(交流サイト)を活用したマーケティング施策も奏功。倉庫内に無人搬送ロボットや専用コンベアを導入し、作業効率化による一段の利益率向上を図ります。国内では大都市近郊や百貨店への出店、海外では中国出店を加速。中国展開は2022年の200店舗体制に向け、全国への商品集荷・供給体制の構築を進めています。


[本紙2月26日付14面]