TOP  NSJアップデート  IPO  ☆新規上場紹介 SOU 3月22日 マザーズ ブランド品、貴金属など買い取り販売
IPO2018年2月26日

☆新規上場紹介 SOU 3月22日 マザーズ ブランド品、貴金属など買い取り販売

※→IPOカレンダー2018/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦・IPO診断・IPO社長会見

SOU(9270)が3月22日、マザーズに新規上場する。

同社はブランド品、貴金属、時計、地金、宝石、骨董品、美術品などの買い取り販売を主としたリユース事業を手掛ける。買い取り専門店での店頭買い取りに加え、宅配買い取り、出張買い取りを行い、商品仕入れの99%が一般消費者からの買い取りによるもの。取り扱い単価5万円以上の商材に注力している。

買い取り専門店としては、白など明るい色合いを基調とした店舗デザインの「なんぼや」を国内に38店、電話やインターネットで予約もできる「BRAND CONCIER」を百貨店などビル内に6店、骨董品、古美術品、現代美術品を扱う「八光堂」を国内8店と、合計52店を展開している(2017年8月末現在)。

仕入れた商品は、同社および子会社STAR BUYERS LIMITED(香港)が運営している業者向けオークション「STAR BUYERS AUCTION」を主な販路とし、そのほかに国内他社市場や海外での展示会参加を通じ、国内外の業者向けに卸販売。その割合は販売点数の93%を占める。

中で、業者向けオークション「STAR BUYERS AUCTION」は国内と香港で開催し、仕入れ商品の63%を販売している。

このほか、関西国際空港近接の複合施設で運営するブランドリユースショップ「ZIPANG」、東京・銀座で運営するヴィンテージセレクトショップ「ALLU」などの小売店、EC(電子商取引)サイトを通じた一般消費者への販売も行っている。

つまり、基本的には個人から仕入れ、業者へ販売する「CtoBtoB」のビジネスモデル。今後は買い取り拠点を2019年8月期末までに73店に拡大させる考え。また、不動産、自動車などジャンル拡大も検討していく。さらに海外ビジネスを強化し、現在5%程度の海外売り上げ比率の拡大も目指す。

概 要
事業内容ブランド・貴金属・骨董品などの買い取りおよび販売
本社東京都港区港南1―2―70 品川シーズンテラス28階
代表者嵜本晋輔
設立2011年12月
上場前資本金2億5,560万円
発行済株式数(上場時)6,043,885株
筆頭株主SFプロパティマネジメント合同会社(上場前79.47%)
公募株式数449,100株
売出株式数1,027,500株(オーバーアロットメント221,400株)
初値4,100円(24.2%高)
公開価格3月13日に決定
ブックビル仮条件3,090円~3,300円(3月5日)
ブックビル期間3月6~12日
引受証券SMBC日興(主幹事)、みずほ、SBI、三菱UFJモルガン・スタンレー、岩井コスモ、岡三、いちよし
 
業績推移
営業収益税引前利益1株利益配当
2016/821,980百万円449百万円12.30円1.23円
2017/822,685百万円1,139百万円102.44円17.6円
2018/8(予想)29,732百万円1,710百万円193.71円未定

[本紙2月27日付2面]

関連記事