※→IPOカレンダー2018/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦・IPO診断・IPO社長会見
エーアイ(4388)が6月27日、マザーズに新規上場する。
日本語音声合成エンジンに関する研究開発から製品開発、販売、サポートをすべて社内で行い、自社開発の音声合成エンジン「AITalk」を搭載した製品、サービスを提供している。
創業者の吉田大介氏が民間の研究所に在籍した際に音声合成技術に出会い、世の中に役立つ面白い技術だと直感。2003年に会社を設立した。07年に自由文音声合成エンジン「AITalk」シリーズのライセンス提供を開始。11年にコンシューマー向けパッケージ「かんたん!AITalk」の販売を開始した。15年には音声合成クラウドサービスを「AIcloud」としてリニューアルしている。
「音声技術」には、主に音声を認識する技術(音声認識)とテキスト情報を音声に変換する技術(音声合成)があり、同社は設立以来、音声合成に特化して事業を展開している。同社が提供している音声合成エンジンは、機械音、いわゆる「ロボットボイス」ではない。人の声で合成する「コーパスベース音声合成技術」をベースに独自に研究開発を行ったのが音声合成エンジン「AITalk」。
同社の音声合成エンジンは次のようなさまざまなシーンで活用されている。防災行政無線、スマートフォン音声対話、コミュニケーションロボット、道路交通情報・カーナビゲーション、館内放送・駅構内放送、電話自動応答システム、ホームページ読み上げ、音声ファイル作成、ゲーム、コンシューマー向けパッケージ製品。
同社の強みは、①少ない収録音声で高品質な音声辞書を合成することを実現。②その結果、豊富な話者を提供(女性7話者、男性4話者、男の子2名、女の子2名の合計15話者)。③多くのカスタムヴォイスの作成。④製品開発から販売、サポートまでを自社内で対応。
なお、売上高は顧客のサービス特性に応じて、以下の3つに区分している。①法人向け製品=音声合成エンジンのライセンス提供、音声ファイルを作成するパッケージソフトの販売、オリジナルの音声で合成するための音声辞書の受託開発など②法人向けサービス=クラウド環境での音声サービス利用による月額利用料、継続的な技術サポートサービス③コンシューマー向け製品=音声ファイルを簡単に作成することができるパッケージ製品を一般ユーザーに提供。
[本紙6月4日付2面]
エーアイ(4388)が6月27日、マザーズに新規上場する。
日本語音声合成エンジンに関する研究開発から製品開発、販売、サポートをすべて社内で行い、自社開発の音声合成エンジン「AITalk」を搭載した製品、サービスを提供している。
創業者の吉田大介氏が民間の研究所に在籍した際に音声合成技術に出会い、世の中に役立つ面白い技術だと直感。2003年に会社を設立した。07年に自由文音声合成エンジン「AITalk」シリーズのライセンス提供を開始。11年にコンシューマー向けパッケージ「かんたん!AITalk」の販売を開始した。15年には音声合成クラウドサービスを「AIcloud」としてリニューアルしている。
「音声技術」には、主に音声を認識する技術(音声認識)とテキスト情報を音声に変換する技術(音声合成)があり、同社は設立以来、音声合成に特化して事業を展開している。同社が提供している音声合成エンジンは、機械音、いわゆる「ロボットボイス」ではない。人の声で合成する「コーパスベース音声合成技術」をベースに独自に研究開発を行ったのが音声合成エンジン「AITalk」。
同社の音声合成エンジンは次のようなさまざまなシーンで活用されている。防災行政無線、スマートフォン音声対話、コミュニケーションロボット、道路交通情報・カーナビゲーション、館内放送・駅構内放送、電話自動応答システム、ホームページ読み上げ、音声ファイル作成、ゲーム、コンシューマー向けパッケージ製品。
同社の強みは、①少ない収録音声で高品質な音声辞書を合成することを実現。②その結果、豊富な話者を提供(女性7話者、男性4話者、男の子2名、女の子2名の合計15話者)。③多くのカスタムヴォイスの作成。④製品開発から販売、サポートまでを自社内で対応。
なお、売上高は顧客のサービス特性に応じて、以下の3つに区分している。①法人向け製品=音声合成エンジンのライセンス提供、音声ファイルを作成するパッケージソフトの販売、オリジナルの音声で合成するための音声辞書の受託開発など②法人向けサービス=クラウド環境での音声サービス利用による月額利用料、継続的な技術サポートサービス③コンシューマー向け製品=音声ファイルを簡単に作成することができるパッケージ製品を一般ユーザーに提供。
事業内容 | 音声合成エンジンおよび音声合成に関連するソリューションの提供 |
---|---|
本社 | 東京都文京区西片1―15―15 |
代表者 | 吉田大介 |
設立 | 2003年4月 |
上場前資本金 | 4,380万1,000円 |
発行済株式数(上場時) | 4,841,000株 |
筆頭株主 | 吉田大介(上場前28.41%) |
公募株式数 | 120,000株(ほかに自己株式の処分による公募67,000株) |
売出株式数 | 380,000株(オーバーアロットメント85,000株) |
初値 | 3,500円(3.5倍、28日) |
公開価格 | 1,000円(6月18日) |
ブックビル仮条件 | 900円~1,000円(6月7日) |
ブックビル期間 | 6月11~15日 |
引受証券 | SBI(主幹事)、SMBC日興、みずほ、東海東京、藍澤、岩井コスモ、エイチ・エス、エース、極東、東洋、水戸、むさし |
営業収益 | 税引前利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2017/3 | 451百万円 | 116百万円 | 19.57円 | ―円 |
2018/3 | 591百万円 | 147百万円 | 24.73円 | ―円 |
2019/3(予想) | 680百万円 | 166百万円 | 24.03円 | ―円 |
[本紙6月4日付2面]