筆者による「<儲かる株の教科書>ケイ線・チャートの読み方・使い方」が出版されてから10年余。その間、株式市場の環境は大きく変わった。かつての上昇相場では花形的なセクターがあったりしたが、いまは注目されるセクターや銘柄が出ても人気は短期間。日経平均株価の2倍の値動きをするETF(上場投資信託)が圧倒的な売買代金を集めているように、日経平均株価が一番人気と言っていい状況。欧米の株式市場のように高速・高頻度取引の存在感も増している。
そうした市場環境の中で、個人は何を指針に売買したらよいのか。改めて株価チャートが売買の実践でどういう指針になり得るのかを考察したのが本書。チャート入門書によくある売買シグナルの紹介にとどまらず、トレンドラインやローソク足、移動平均など、「基本的なチャートの理論を現在の株式相場でどう使えば儲かるのか」を徹底的に追及している。なお、筆者は、なでしこインベストメント取締役。
日本実業出版社(定価・本体1800円+税)
[本紙4月6日付14面]
そうした市場環境の中で、個人は何を指針に売買したらよいのか。改めて株価チャートが売買の実践でどういう指針になり得るのかを考察したのが本書。チャート入門書によくある売買シグナルの紹介にとどまらず、トレンドラインやローソク足、移動平均など、「基本的なチャートの理論を現在の株式相場でどう使えば儲かるのか」を徹底的に追及している。なお、筆者は、なでしこインベストメント取締役。
日本実業出版社(定価・本体1800円+税)
[本紙4月6日付14面]