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速報・市況速報・市況2019年3月8日

☆[概況/前引け] 上海株下落を受けて下げ幅拡大

前引けの日経平均は21,142.75円の313.26円安、TOPIXは1,580.97ポイントの20.69ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は134、値下がり銘柄数は1,965。出来高は9億7,840万株、売買代金は1兆7,385億円。
ユーロ圏を始めとする世界経済への先行き不安で、東京株式市場は全面安となり、同じ理由で上海株も下落したが、上海株の下落が東京株式市場の下げに拍車を掛けた。
ファーストリテイリング(9983)東京エレクトロン(8035)京セラ(6971)が売られた。
ECBが年内利上げを断念し、金利が低下したことを受けて、米国でも金利が低下し、利ザヤ縮小懸念で金融株が売られた影響で、三菱UFJFG(8306)を始めとした金融セクターが安い。
CKD(6407)ツガミ(6101)といった機械株も下落し、東邦亜鉛(5707)などの非鉄株も軟調だった。
川崎汽船(9107)は最終赤字予想に下方修正し大幅安。
一方、ルネサスエレクトロニクス(6723)が反発し、積水ハウス(1928)は今期見通しが好感された。
北朝鮮のミサイル施設稼働可能と報じられ、防衛関連の石川製作(6208)が急騰した。
日本航空電子(6807)は伸び悩んだが、岡三証券による投資判断引き上げで注目された。
業種別下落率上位は海運、保険、証券、機械、非鉄で、上昇業種はなし。

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