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ハウテレビジョン(7064)が4月24日、マザーズに新規上場(IPO)する。

新卒学生向けリクルーティング・プラットフォーム「外資就活ドットコム」、若手社会人向けの「Liiga」の運営管理を行う。

「外資就活ドットコム」は、主に国内または国外の難関大学に所属する学生の利用を想定している。同社が厳選した外資系企業や国内でも入社難易度が高いと目されている企業の募集情報のみを掲載することにより、主要な登録会員である新卒学生について、これらの企業への内定者を多数輩出している。登録会員は無料で登録することができ、またサービスを受けることができる。一方、優秀な学生を採用したいと考える国内外の企業に対して同社は「外資就活ドットコム」に企業情報の掲載を行ったり、登録する会員にアプローチする権限を与えたりするなどして募集企業から規定の料金を受け取る。

登録会員の志望企業ランキングにおいては、上位に外資系コンサルティング会社や外資系金融機関が登場するなど、他社競合サービスとは異なる傾向が表れている。これによって差別化を図るとともに、独自性が強く高付加価値を持ったリクルーティング・メディアとしての水準を維持している。2018年1月期末における学生の登録会員数は累計13万4,205人(前期末比2万3574人増)、同期の月間平均送客数(同社サイトから顧客企業の採用ページ、または応募フォームに送客した数)は1万9,012人(前期比3582人増)と増加している。19年1月期第3四半期(18年2月～10月)ではそれぞれ16万3,164人(10月末)、2万8,231人となっている。

第2新卒市場を中心とした若手ハイクラス層をターゲットにしたリクルーティング・プラットフォーム「Liiga」は16年にサービス開始した。「Liiga」の登録会員の40%程度は「外資就活ドットコム」の登録会員出身者。募集企業にとっては若手ハイクラス層にアプローチできるのがこのサービスの強み。「Liiga」による収益は、募集企業などに対するシステム基本料や転職が実現した場合の成功報酬、登録会員を募集企業などに紹介した際の紹介報酬など。「Liiga」の18年1月期末の登録会員数は累計1万6,562人(前期末比1万1,160人増)、月間平均マッチング数は336人(前期比159人増)に増加。19年1月期第3四半期ではそれぞれ2万3,107人(10月末)、572人となっている。

このほか、「外資就活ドットコム」「Liiga」の登録会員向けなどに向けた広告配信プラットフォーム「Elite Youth Recruiting DSP」の運営管理を行い、広告配信企業から手数料を受け取っている。

概　要

事業内容	新卒学生向けリクルーティング・プラットフォーム「外資就活ドットコム」、若手社会人向けリクルーティング・プラットフォーム「Liiga」の運営管理など
本社	東京都渋谷区渋谷3―10―13
代表者	音成洋介代表取締役社長
設立	2010年2月
上場前資本金	5,650万円
発行済株式数	122万株(上場時)
筆頭株主	音成洋介(上場前65.79%)
公募株式数	22万株
売出株式数	9万6,000株(このほかオーバーアロットメントで4万7,400株)
ブックビル仮条件	1,060円～1,210円(4月4日)
ブックビル期間	4月8～12日
公開価格	4月15日に決定
引受証券	引受証券=みずほ(主幹事)、野村、SBI,SMBC日興、マネックス、岩井コスモ、東海東京、いちよし
初値

 

業績推移

	売上高	経常利益	1株利益	配当
2018/1	390百万円	10百万円	40.04円	―円
2019/1（見込）	658百万円	69百万円	56.95円	―円
2020/1（予想）	824百万円	92百万円	50.87円	―円

[本紙3月28日付2面]