国内累計発行部数3億2,000万部を超え、ついに日本一売れている漫画となった「ONE　PIECE(ワンピース)」。また国内のみならず、世界40カ国以上でアニメ放映がされ、翻訳刊行版は35カ国以上で発行、国外での累計発行部数は6,000万部を突破と、連載18年を迎えてなお「ONE　PIECE」人気は加速しています。

そんな中、今年3月13日に満を持して「ONE　PIECE」史上初の大型常設テーマパーク「東京ワンピースタワー　byアミューズクエスト(アミューズ:4301)」がオープン。連載当初から熱心なONE　PIECEファンの私は早速冒険へと旅立ちました。入口をくぐった瞬間「ONE　PIECE」の名場面パネルに出迎えられテンションは最高潮。等身大のフィギュアや、狙撃場「ウソップの目指せ狙撃王」、カジノ「ナミのカジノハウス」といった体験型の遊び場、プロジェクションマッピングやLED(発光ダイオード)ライトを駆使したライブショー「ONE　PIECE　LIVE　ATTRACTION」、作中に出てくる魅力たっぷりな料理をブッフェ形式で頂ける「サンジのおれ様レストラン　by シダックス:4837・JQ」などなど、大人も満足できるさすがの世界観とクオリティーでした。

東京タワーという日本のシンボルを新たなロケーションビジネスの場とし、楽しんでもらえるエンターテインメントと日本文化の発信に努めていくと発表したアミューズ。国内だけでなく世界各国から熱い視線を受け、オープン当日には2時間の行列を作った「東京ワンピースタワー」。入場者数の伸びを含め今後の展開が楽しみです。

【編集委員Zのコメント】
東京・浅草の複合型アート施設に続き、東京ワンピースタワーをオープン。こうしたレジャー・イベント事業のほか、ファッションビジネスへも進出とアミューズ(4301)の展開力は加速しています。3,000円台前半で一服している株価ですが、決算発表は5月14日、機関投資家向け説明会は5月20日となっており、見直し場面は近そうです。


[本紙4月27日付1面]