夏に向けてシェイプアップせねば、とフィットネスジムを探し始めたものの、場所や内容、価格など千差万別で、どこにしようか決めかねていると、友人がグリーの運営している「Lespas(レスパス)by(株)レッスンパス(グリー:3632)」というフィットネスサービスを教えてくれました。月会費9,800円(税抜)で、いつでもどこでも、提携フィットネスのスタジオレッスンが受けられるサービスで、入会金もなく1カ月でも退会できるから試しにやってみたら、と勧めてくれました。

早速「Lespas」のスマートフォン(スマホ)サイトで「スタジオ検索」をしてみると、女性に人気のヨガやピラティス、ダンスだけでなく、ゴルフや格闘技、ボルダリングなど、20種類以上のアクティビティがズラリ。首都圏200スタジオ以上でレッスン受講ができ、自宅や勤務先の近くだけでなく、外出先や、仕事帰りなど、ちょっとした空き時間をフレキシブルに有効活用できるのは、忙しい現代人にとってうれしい限り。予約もそのままスマホで簡単にできました。

これまでの事業で培った開発・運営ノウハウを生かし、コマース・ライフスタイル事業や、コミュニティ・メディア事業など多角展開しているグリー。近年の健康ブームを受け、日本の民間スポーツクラブの市場規模は4,000億円強、会員数は延べ400万人程度と言われるも、利用者シェアの半数がシニア層(60歳-70歳代:57.5%)という現状において、「Lespas」を用いてシェアの低い若年層(20歳-30歳代:6.3%)を取り込み、市場を活性化させることができるのか、注目しています。

【編集委員Zのコメント】
スポーツクラブは2極化が鮮明になっています。裕福なシニア層を対象とした従来型施設(ジャグジーやプールなど)のクラブと、それらを排除し若者向けにトレーニング設備を充実し会費も安く抑えるクラブ。ただ、どちらも、幼児教室などで将来の会員確保には余念がないようです。


[本紙6月8日付1面]