暑い夏がまだまだ続いていますが、やはり猛暑疲れがたまっていたのか、いわゆる夏風邪のようなものをひいてしまいました。

そんな時に一人暮らしの身に一番こたえるのが食事。体力がない中、自炊の労力を減らしたい一方で、栄養がつくような食事をどうやって作るか、なかなか悩ましい問題です。

何を作ろうかとインターネットで検索していたところ、ヒットしたのが味の素(2802)の「レシピ大百科」サイト内にあった「今日の献立」。その季節に合わせたレシピを日替わりで紹介してくれるので、旬のものをおいしく食べたい!という想いが、そのまま調理への原動力となります。サイトでは、今の私にピッタリ「夏バテ予防レシピ」や「夏バテ対策レシピ」などの特集も組まれていました。

また同サイトには味の素のさまざまな新商品も紹介されていて、最近では、身近な具材とお米を入れて炊飯器のスイッチを押すだけで調理ができる「Cook　Doおかずごはん」シリーズが紹介されており、「アジアン鶏飯」や「鶏カレー飯」などのおいしそうな写真に、夏風邪も忘れお腹を鳴らしていました。

食欲が落ちがちな夏でもそれに合わせた商品開発がなされ、またその商品をきちんとアピールできる仕組みを作っている味の素に注目しています。

【編集委員Zのコメント】　食品業界大手で時価総額1兆5,900億円を誇る味の素の株価は値動きに派手さは無く、比較的重いイメージが付きまといます。株価は7月30日に年初来高値2,960円を付けましたが、売買単位は1,000株、現状の配当利回りは1%割れと投資に当たってはやや手掛かりを欠く銘柄です。明治HD(2269)が2万円近辺、キッコーマン(2801)が4,000円台と食品株に値がさ株が増える中、味の素の存在感が薄れているのは気掛かりです。


[本紙8月24日付1面]