TOP NSJマクロマーケット 概況/為替市場 3月6日の外国為替相場では、ドル・円が大幅下落。東京時間の午後からドル売りが優勢の展開となった中、この日発表された米・07年第4四半期の住宅ローン延滞率が85年来の高水準に達し、信用不安による損失拡大懸念を背景に米国株が大幅安となったことでドル・円は下落基調を強めた。ニューヨーク時間引けにかけてもドル売りが続き、ほぼ安値圏となる102円70銭前後で取引を終えた。一方、ECBのトリシェ総裁がインフレ圧力があるために利下げを急がない姿勢を示したことを受けて、ユーロ・ドルは最高値を更新。東京時間午前8時30分現在は、1ドル=102円63銭程度での推移となっている。