ランディックス(2981)が12月19日、マザーズに新規上場する。

不動産売買・仲介、住宅用地販売後のオーダーメイド住宅のマッチングサービスを行っている。

一般に「不動産取引は一生に一度」と考えられているが、同社がメインターゲットとしている富裕層顧客の不動産取引の特徴は、一度取引した後も買い替え、家族分の購入などを目的として複数回の取引を行うと同社では分析している。東京23区の中でも主として富裕層の多いエリアの城南6区(世田谷、目黒、渋谷、大田、港、品川の各区)を中心に事業を行っている。支店・見学・イベントなどを活用した対面接客と、他社サイト・自社サイトを活用したオムニチャネルで集客を行う。

オーダーメイド住宅建築では、デザイン性に優れた住宅は中古住宅としての査定価格も高くなることから、デザイン性に優れた施工業者、デザイナーをアレンジするコンサルティングを実施。リセールバリュー(資産価値)の高い住宅建設を実現している。2018年1月にオープンした自社サイト「sumuzu(スムーズ)」には、顧客と建築業者とのマッチングサービス機能を搭載している。

売上高は、住宅用地などを仕入れて分譲することによる売買収入、不動産仲介収入、オーダーメイド住宅建築に伴う建築業者からの紹介手数料。

このほか、収益用不動産を購入して賃料収入を継続的に得る賃貸事業を行っている。

●事業内容=富裕層顧客を中心とした不動産売買、仲介、注文住宅マッチングサービスの提供および自社ポータルサイト「sumuzu」の運営
●本社=東京都世田谷区新町3-22-2
●代表者=岡田和也代表取締役社長
●設立=2001年2月
●上場前資本金=1億3,649万8,000円
●発行済み株式数=273万4,693株(上場時)
●筆頭株主=岡田和也(上場前60.7%)
●公募株式数=40万株
●売出株式数=25万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が9万7,500株)
●仮条件=12月3日に決定
●ブックビル期間=12月4日から10日まで
●引受証券=大和(主幹事)、SBI、みずほ、楽天、岡三、岩井コスモ、SMBC日興